10kHz以上の高周波電流を利用する設備のうち一定の類型のものを高周波利用設備と呼んでいます。ただし、無線局は別に規律されているので除きます。例えば、電子レンジやIH調理器、病院で使うMRIや、電流ではないのですが超音波画像診断システムなども高周波利用設備に該当します。
私たちがいつも駅の改札口で使うSuicaやPasmoは、ケーブルを繋がなくても情報のやり取りができるという点で無線機と似ているのですが、スマホのように空間中を伝播して進む電波を使っているのではなく、IH調理器のような電磁誘導を利用しており、動作原理が異なります。
あまり遠方まで飛ばすことはできず、多量の情報を送ることはできないのですが、逆に至近距離でタッチするという動作で同時に個人が特定され、その瞬間カード側の電力も賄おうという優れモノで、入場記録やお店の支払いの識別情報であれば十分送れますので、広く普及しています。
こうした非接触式IC技術も、不可避的に電磁界が発生することから、少なからず周辺の電波環境に影響を与えます。
また、高周波は工業用の加工や加熱にも利用されます。これらは、使い方によっては非常に大きなエネルギーを効率よく集中させることができる一方、それだけ不用意に用いると、人や周辺の設備に危険を生じます。
こうした理由から、高周波を利用する設備のうち一定の類型にあるものは、技術基準や手続きの面で規制が加えられています。
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